PCメンテナンス知識2-1
皆さんこんにちは!
今回は「CPUの種類」「PCのメインメモリ」「PCの補助記憶装置」
についてご紹介します。
①CPUの種類について
CPUはCentral Processing Unitの略です。
CPUはパソコンの頭脳となる部分なので、その性能が高いほど処理するスピードは早くなります。
CPUのメーカーは大きくわけて「Intel」と「AMD」があると授業で紹介しましたね。
今回は、2つのメーカー別に販売しているCPUのブランドと特徴について紹介していきます。
・インテルのCPUラインナップ
まずはIntelのCPU製品のラインナップについて紹介しますね。
Intelは大きくCeleron、Pentium、Coreにブランドが分かれています。
(1)Celeron
CPUは高額のものだと4万円を超えますが、Celeronなら1万円以下に抑えられます。
省電力で低価格なパソコンやモバイル端末に使用されています。
価格が安い分、性能もあまり高くないですが、ネットサーフィンやメールをメインの用途としている人にはお勧めです。
(2)Pentium
こちらも低価格を売りとしたCPUですが、ノートパソコン向けの小型で消費電力を抑えたモデルです。
Coreシリーズよりも安く購入しやすい価格帯です。
Celeronシリーズと比較すると、Pentiumシリーズのほうが上位版に相当する性能を持ちます。
家庭用の使用や、仕事でも簡単な事務作業やネット閲覧をメインとしている人におすすめです。
(3)Core i3
Core i3プロセッサーは、Core i7やCore i5の技術を応用して作った低価格型という立ち位置のものです。
性能はCore i5より下ですが、その分価格を抑えることができます。
低価格なデスクトップパソコンやノートパソコンでの高いコストパフォーマンスを実現できます。
仕事での利用で、データを多く処理する人にもおすすめできます。
(3)Core i5
Core i5はインテルの主力ブランドCore iシリーズの中位モデルです。
Core i5プロセッサーは、全モデルにおいてシステムに余力がある場合、自動的に標準性能から高速化する「ターボ・ブースト・テクノロジー」の機能が搭載されています。マルチタスク、マルチメディアに対応し、動画編集や画像処理など、作業内容に応じたパフォーマンスと優れた応答性を発揮します。
仕事や趣味において、軽めの動画や画像の編集をする機会が多いのであればおすすめです。
(4)Core i7
Core i7はインテルの主力ブランドCore iシリーズの上位モデルです。
「ターボ・ブースト・テクノロジー」「ハイパースレッディング機能」という機能を搭載しているので、高速処理が必要になるeスポーツ向けのゲームや3Dアニメーション処理もこなせます。
ゲームや重めの処理をする機会が多い人におすすめです。
(5)Core i9
Core i9はインテルの主力ブランドCore iシリーズの最上位モデルです。
大抵の作業ではCore i7で十分ですが「高解像度の動画編集や高解像度でゲーム配信」などに最適です。
パソコン1台で何でもやりたいと考えている人におすすめです。
・AMD
ここからはもうひとつのCPUメーカー「AMD」の製品ラインナップについて紹介していきます。
(1)AMD Aシリーズ
GPUの性能に定評があるAMDならではの製品で、3D処理性能と低消費電力のバランスにすぐれています。
カジュアルなeスポーツゲームを楽しめるCPUです。
PlayStation 4やXbox Oneといったゲーム機本体にも採用されています。
(2)AMD FX
世界初のネイティブ8コアモデルや、商用では初となる最大5GHz動作モデルなどで話題を集めてきたシリーズです。
ゲーマーやクリエイター向けにマルチスレッド性能を発揮しています。
(3)Ryzen
Core iシリーズ同等以上の性能ながら自社工場を持たずに製造しているから、低価格を実現しています。
用途に合ったCPUを選んで、快適なPCライフを送りましょう💻
②メインメモリの種類
続いて、メインメモリの紹介に入ります。
メインメモリには4つの種類があります。
(1)DIMM(ディム)
Dual In-line Memory Module の略称です。
本体サイズが大きいデスクトップパソコン向けのメインメモリです。
パソコン向けのメインメモリーの種類は DIMM (ディム)が主流です。
(2)RIMM
Rambus In-line Memory Module の略称です。
最近のPCではほとんど使われていないかも...
(3)SO-DIMM
Small Outline Dual In-line Memory Module の略称です。
小型サイズなので本体サイズが小さいデスクトップパソコン、またはノートパソコン向けです。
(4)MicroDIMM
SO-DIMM をさらに小型化したメモリーです。
本体サイズが小さいデスクトップパソコン、またはノートパソコン向けです。
③補助記憶装置の種類について
補助記憶装置の説明は皆さんきっと大丈夫なはず…ということで端折ります(笑)
もし「なんだっけ?」となったら復習しましょう!
今回は代表的なものを4つほど書いておきますね!
(1)HDD(ハードディスクドライブ)
磁気を使ってデータを読み書きする補助記憶装置で、保存できるデータの容量がとても大きいのが特徴です。
パソコンの中に取り付けるものと、USBケーブルなどで外部に取り付けるものがあります。
(2)SSD(ソリッドステートドライブ)
フラッシュメモリと呼ばれるものにデータを読み書きするもので、ハードディスクと比べ、データを記録したり取り出したりするスピードが速いのが特徴です。
HDDに比べて小型で小音なので、注目されています。
(3)光学ドライブ
「光学メディア」ともいい、この光学メディアの中身を読み取ったり、書き込んだりする装置を「光学ドライブ」といいます。
主に映像やソフトウェアなどのデータを保存・再生するのに使います。
(4)USB
こちらもフラッシュメモリを使用していますが、小さくて持ち運びやすいため、作ったデータの受け渡しなどに利用されます。
このように、補助記憶装置は、用途やによって様々な種類があります。
自分の家にどんな補助記憶装置があるか探してみてください!
では、お疲れさまでした。