マイコンボード…?
皆さんこんにちは。
今回は「マイコンボード」について説明しますね。
マイコンボードとは、マイコンと入出力回路などの周辺回路を1枚の基板に乗せたものです。
つまり、マイコンを手軽に使うための装置なんです。
高度な電子工作などに使用したりします。
マイコンボードの種類
マイコンボードにも種類があります。
①ワンボードマイコン
むき出しのボードの上に、電子部品と最低限の入出力装置を付けただけの極めて簡素なマイクロコンピュータです。
OS などは搭載せず、Cや C++などの機械語に近い言語のコードをコンパイルして、マイコンに書き込んだりして使用します。
【代表例】Arudino uno
Arduino IDEという開発環境(プログラムを作るためのプログラム)を使ってプログラムを作ります。
LEDを光らせるとかモーターを動かすとかセンサを扱うとか、単純な工作ならこれがお勧めです。
たくさんメモリを使う、インターネットに直接つなぐなどの難しい作業は苦手です。
②シングルボードマイコン
ワンボードマイコンと同様の構成なのですが、OS を搭載しています。
なので、軽量プログラミング言語が利用できる上に、グラフィカルユーザインタフェースが使え、ウェブブラウザなどが動作したりといった日常的なパソコンの用途に実用的に使える機能を有している。
【代表例】Raspberry Pi
液晶モニタやキーボード、マウスがつながり、LinuxというOSの上でブラウザやオフィスソフトが動作します。
もちろんそれだけではなく、センサやLEDをつなぐための端子が用意されているのでマイコンボードとしても使えます。
インターネットにも(パソコンをつなぐのと同じ程度に)簡単につなげられますし、メモリもたくさんあるので難しい作業もどんとこいです。
プログラムにはパソコン用の一般的なプログラム言語がいろいろ使えますが、Raspberry PiのPiはPythonのPiだそうなので、Pythonです。
マイコンボードの活用事例
では、マイコンボードはどんな場面で活用されているのか、活用事例を紹介しますね。
【事例1】
24時間稼働が強みの工場で、稼働率が低くなる遠因を探るために工場の稼働状況を可視化。
稼働率が低くなる原因を突き止め、生産性の向上に貢献した。
【事例2】
工場の稼働状況をスマホ・PCで確認できるシステムを確立。
工場の生産性の向上に成功した。
マイコンボード活用のアイディア
さて、ここまでマイコンボードの説明をしましたが、皆さん電子工作に興味が出てきたでしょうか?
電子工作のレシピはインターネット上でたくさん公開されています。
それらを参考にぜひチャレンジしてみてください!